土に還る家造りーbaubiology

ご挨拶

はじめまして、感共ラボの森の代表を務める建築家の森です。
皆様は、住宅、集合住宅、商業建築など、何かしらの建築にいつも包まれていると思います。これまで25年の建築家として建築設計に携わってきた中で様々なことに気づかされました。家づくりには色々な考えがあり、10軒あれば10通りではなく、1軒あれば10通りの答えがあるように感じています。
私の建築への考えは「感共ラボ(かんきょうらぼ)」という言葉に集約しています。簡単に言ってしまえば、建築が恰好良いことは大前提、でもそれだけではなく最も大切なのは、住み心地がよく長くその場所に居たいと思えることでした。
その答えを「感共ラボ」に込めました。

一級建築士事務所 感共ラボの森 代表 森健一郎


4軒の長屋「sora」



私が設計し、神奈川建築コンクール住宅部門優秀賞を受賞した賃貸住宅です。
複雑な空間構成と大胆な色使いなどが評価され、建築コンクール住宅部門の優秀賞を受賞した作品です。お施主様も満足され喜ばしい気持ちいっぱいでしたが、私の建築への向き合い方を大きく変えることになった事例です。デザイン的には評価されましたが住環境的には快適ではなかったのです。恰好良いのは大事だし、当然達成すべき目標だですが、それ以上に「ずっと居たいと感じる家」にしたい。そのためには「目を閉じている時にこそ心地いいと感じる住まい」でなければならないと感じバウビオロギーについて学ぶきっかけとなりました。




バウビオロギー(baubiology)



バウビオロギーは、建築を意味する「バウ(bau)バウビオロギーは、建築を意味する「バウ(bau)」、生命を意味する「ビオ(bio)」、学問を意味する「ロゴス(logos)」を組み合わせた造語で、健康や環境に配慮した建築について考える総合的な学問です。1960年代にドイツで生まれ、そのご欧米に広がり、日本では1990年代に紹介されました。1980年代に提起された「25の指針」は40年以上経ったいまでも家づくりの羅針盤とバウビオロギーは、建築を意味する「バウ(bau)」、生命を意味する「ビオ(bio)」、学問を意味する「ロゴス(logos)」を組み合わせた造語で、健康や環境に配慮した建築について考える総合的な学問です。1960年代にドイツで生まれ、そのご欧米に広がり、日本では1990年代に紹介されました。1980年代に提起された「25の指針」は40年以上経ったいまでも家づくりの羅針盤となっています。
「家とは何か」という問いに真正面から向き合い考え、自分なりに判断していく手掛かりがそこにあるのです。なっています。
「家とは何か」という問いに真正面から向き合い考え、自分なりに判断していく手掛かりがそこにあるのです。」、生命を意味する「ビオ(bio)」、学問を意味する「ロゴス(logos)」を組み合わせた造語で、健康や環境に配慮した建築について考える総合的な学問です。1960年代にドイツで生まれ、そのご欧米に広がり、日本では1990年代に紹介されました。1980年代に提起された「25の指針」は40年以上経ったいまでも家づくりの羅針盤となっています。
「家とは何か」という問いに真正面から向き合い考え、自分なりに判断していく手掛かりがそこにあるのです。


新しいのに懐かしい切妻屋根の家



豊かな日射取得を得ながら、南北上下換気を促す工夫を盛り込んだ。北西に配置した玄関ポーチを設置、防犯性に配慮しながら玄関ドアは開け放って南北換気を促す。北側中央の階段室を2階上部のロフトまで伸ばし電動トップライトで不在時にも上下換気ができるようにしている。
高断熱高気密により真冬でもとても暖かく、早朝わずかな時間に暖房を稼働させるだけで快適になる。中間期から夏季は上記の南北上下換気で空気のよどみ感はまったくない。

外装は屋根壁ともガルバリウム鋼板仕上げとした。単調にならないように外壁はガルバリウム鋼板の横張と縦張りを併用してデザインした。道路面となる西面は西日を遮りながら「切妻屋根」をシンプルに見せ、雨樋を見せない納まりとしたことにより、外観のフォルムを強調させた。新しい素材のガルバリウム鋼板を使いながら、シンプルな切妻屋根を特徴的に見せることで「どこか懐かしさを感じる」家となった。
床:マホガニー、壁天井:珪藻漆喰塗り





三角屋根の家



3方を建物に囲まれた旗竿地、真南に対して40度ほど傾いた敷地で効率的に日射利用をするにはどうすればいいか。考え抜いた結果、主要居室を2階に配置して南面する高窓から太陽光を取り入れることにした。
敷地に平行に配置した建物の上に、40度傾けた高窓のある三角屋根。三角屋根は室内で三角の吹き抜けとしてデザインした。
1階には土間納戸と家族の寝室をシンプルに設けた。2階LDKは床段差を設け、壁際にぐるりと回した板が、ダイニングチェア〜テレビ台〜子供のベンチと、用途を変えながら空間に一体感を与えるよう考えた。壁一面のマグネット黒板塗装がクールに空間を引き締め子供たちのお絵描きだけでなく家族の予定を伝える場所にもなっている。


あとがき

心地よさとは住まいやすさ
風・緑・太陽
建築に自然をこと



豊かな暮らしとは感受性
木目、畳、の向こう
建築にしし自然が宿ること



 

 

上部へ戻る